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55歳での再出発。
介護という
新たな世界で出会った、
私自身の意外な一面。

2017年入職 介護職

知人からの“無理だよ”
が胸に痛く突き刺さって

樹の里とご縁があったのは、私が55歳のころ。「無理だよ、腰を痛めるだけだよ」。まわりの知人たちの言葉が胸に突き刺さりました。「そうだよな」という自分と「でも挑戦してみたい」という自分と。揺れ動く心が決着したのは、実際に施設の見学に訪れた時でした。忙しそうに立ち働く職員の皆さんの、でも輝きにあふれた表情に触れて。副理事長さんからは「うちは基礎研修が充実しているし、少人数のチームでの仕事だから、わからないことは何でも先輩に聞けばいいですよ」と言葉をいただいて。「でも挑戦してみたい」と思う自分こそが、“本当の自分”なのだと気づいた瞬間でした。

介護=重労働だからこそのさまざまな工夫に感心して

介護=重労働だからこその
さまざまな工夫に感心して

何より心配だったのは、自分の体力面でした。当時の私は「介護=重労働そのもの」のイメージ。でも、樹の里に入って気づいたのは「介護の仕事は若い人でも男性でもキツイ。だからこそ負担軽減のいろんな工夫がされている」こと。例えば、樹の里はノーリフティングケアを推進していて腰に負担の少ない介護リフトや福祉用具の積極利用、日中の時間にはスタッフ配置が手厚くなるようにシフトが組まれていて常にサポートしてもらえること。そして何よりも先輩職員のサポート。手が痛い時、テーブルを持とうとすればすぐに「私が持ちます」と声がかかるような“あうんの呼吸”。そんな環境に恵まれて、私ができることの幅は着実に広がっていきました。

きめ細かな配慮ができて以前より健康的な自分との出会い

きめ細かな配慮ができて
以前より健康的な自分との出会い

例えば、入浴を好まれない入居者様に対しては、事前にその方のお好きな話をしたり、食事介助では「これはおいしそうだね。どんなお味かな」とお声がけしてみたり。「私ってこんなに人に親切にできて、細やかに気を使えるんだ」と発見することが大きな喜びでした。入居者様から「ありがとう」の言葉をいただける回数も最近少しずつ増えてきて、それから介護の世界に飛びこんで予期せぬ効果が一つ。毎日の介護のため自分の体調管理に以前にも増して気を使うようになり、私自身も以前よりもずっと元気になれた気がします。

今後の目標

健康管理に励み、学ぶ心を忘れずに
少しでも長く続けたいです。

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